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四柱推命専門用語集



日徳の解

日徳の生まれは、慈善陰徳の心が生まれつき備わっており、つねに福禄が厚い。

しかれども、比劫(比肩・劫財)が命式にありながら刑があるか、冲があるか、そればかりでなく正官と正財あれば大凶とする。

また、魁ごうの歳に逢い更に空亡に遇えば災厄起こる。但し身旺の運に会えば幸福が著しいが日徳あるもの正財と正官あれば格によって見定める必要がある。

此れ命、身旺の運の中に大発達するも、生旺墓絶の衰が時期に入り魁ごうの年に遭遇すれば必ず〇す。

若し四柱の組織悪くして旺相運の中に幸福を稟ける(天からある性質を授かって生まれる)事がなければ、魁ごうの運に遇うも災いや災難にあうだけで死を免れる。然れども重ねて魁ごうの運に遭遇することあれば大難免れがたし。


椿昊閃の持論解釈

日徳の生まれは、甲寅日、丙辰日、戊辰日、庚辰日、壬戌日、これらの生まれです。
面倒見が良い人々が多いのですが、魁ごうで不運になると書かれているのですが、すでに戊辰と庚辰の生まれは魁ごうの日に生まれています。

比劫が命式にあり刑があると自分を責めてしまうのです。やってしまった行いで自己嫌悪に陥ります。
比劫が命式にあり冲があると自分の行いたい慈善陰徳を止める人物が周囲にでてきます。正しい行いをしているのに邪魔されてしまい混乱してしまいます。
さらに、そこに正官と正財が在る場合は正しさや周囲の意見を受け入れすぎて本当にやりたい心からの慈善陰徳が出来なくなり、本質を否定されるのでしょう。

「〇す」とか大げさであるけれども、文献の作られた時代が時代であるので慈善陰徳を積み過ぎる事で排除されてもおかしくないという事だろうと予想する。

甲寅、丙辰、戊辰、庚辰の四つの生まれは勢いがついてしまうと止まるのが難しいので、衰が巡る事でいきなり衰えて権力も地位も失っていくからであり、現代社会ではそこまで血気盛んな状態になる事は少ないので〇す事までにはならない筈です。
壬戌日は忠誠心と攻撃性が丁度良いので軍人にさせられたら魁ゴウが巡ってきたときには注意が必要ではないかと思います。

避ける為には手に職を持つ必要があり、勢いを抑える必要があります。
この記事を書いているのが2024年の甲辰年ですので、顕著に出やすい可能性があります。

ご依頼があれば対策を占いますのでご予約お待ちいたしております。




全ての神殺に共通する事は、空亡に落ちたり、多すぎたり少なすぎる場合に問題が生じやすい。 やはり、この吉星が巡っていても五行のバランスと全体の命式の状態や環境によって大きく変わる。

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